公開日時:2022.04.30

最終更新日:2022/05/06

Web制作のフリーランスになるには?

フリーランス

こんにちは!Global Web Designの福田です。 フリーランスに憧れてウェブデザインの勉強されてる方も多いのではないでしょうか?

しかし、フリーランスになって仕事を行う場合、案件の獲得方法や必要なスキルを理解していないと、フリーランスとして仕事を続けるのは困難です。

ここでは、フリーランスがウェブ制作の必要なスキル、案件を獲得する方法などをご紹介します。

Web制作のフリーランスとは?

Web制作といっても、仕事の内容はさまざまです。
Webサイトは様々な職種が連携して制作をされています。

例えばWeb制作に関して職種として、以下が挙げられます。

  • Webディレクター
  • Webデザイナー
  • フロントエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • ライター

制作会社の場合はこれらの人々が連携してサイトを制作するため、費用相場は高めになります。

フリーランスの場合は、Web制作の中の1部を引き受けるケースが多いです。
クライアントに依頼された範囲の業務を請け負い、報酬はクライアントと交渉して決めます。

フリーランスとしてWeb制作をはじめる場合に必要なスキル

Webデザイナーやコーダーなど、様々な立場で働く可能性のあるWeb制作のフリーランスですが、必ずいくつかのスキルが求められるようになります。

  • 営業力
  • コミュニケーションスキル
  • 実務経験2年以上のスキル

フリーランスで仕事をする場合は自分で仕事を獲得する必要があるため、営業力はかかせないスキルです。

また直接クライアントからの要望をうけたり、クライアントにヒアリングしたりする機会が増えるため、コミニケーションスキルがかなり必要になってきます。

WebデザイナーならUIやUXに関する知識、Webエンジニアなら開発スキルやフレームワークの知識などが必要になってきます。

Web制作のフリーランスになるためには

中には、未経験からウェブ制作のフリーランスになりたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
未経験の方は以下のステップを実践してみるといいでしょう。

  1. スクールや独学でWeb制作の知識を身につける
  2. 企業に就職し実務経験を積む
  3. 副業で案件に取り組む
  4. 独立してフリーランスになる

スクールや独学でWeb制作の知識を身につける

まずはWeb制作に必要なスキルを身に付けなければならないので、プログラミングスクールや独学でしっかり勉強してスキルや知識を身に付ける必要があります。

今ではオンラインスクールなどもたくさんあり、自宅で好きな時間に勉強をできます。
また、プログラミングが学べるサイトや書籍などを活用する方法もあります。

プログラミングが学べるサイト

progate

progateはイラスト中心のスライドで学ぶことができ、テキストエディタも付いているため、独学でWebの勉強をはじめるには最適です。
HTMLCSSをはじめ、JavaScript、Sass、jQuery、PHPなども勉強することができます。

paizaラーニング

paizaラーニング1本3分の動画と練習問題で効率よくプログラミングを学べます。
HTMLCSSをはじめ、JavaScript、Sass、jQuery、PHP、C言語、アプリ開発の勉強をすることができます。


Udemy

Udemy は100,000以上の講座があるオンライン学習プラットフォームです。
Udemyでは動画を用いて学習を進めます。
学習内容は以下のように様々で、いろんな講座があります。

  • ビジネス
  • デザイン
  • IT
  • 自己啓発
  • ボイストレーニング
  • ヨガ

また、買い切り型のコンテンツなのでいつでも復習をすることができます。
Udemyの料金は講座によって異なりますが、およそ1万円前後のものが多い印象です。
オンライン学習サービスの中では
「やや高額だ」
と思う方もいるでしょう。

しかし、よくセールが行われており、セールのときには半額以下(最大90%OFF)のになることもよくあります。

他にもさまざなサイト、書籍でプログラミングを勉強することができるので、自分の予算や自分にあったサイトなどを見つけて勉強することができます。

独学で勉強される方は上記の3サイトをみくらべて好きなもので勉強してもいいでしょう。

企業に就職し実務経験を積む

フリーランスとしてウェブ制作を請けおうには実務経験がもとめられることが多くあります。
Web制作の基本的な知識を習得したら、企業に就職して実務経験をつみましょう。
Web制作ができる企業への就職は、スクールの就職支援などを活用する方法もあります。

副業で案件に取り組む

いきなり独立してフリーランスになるのではなくて、元は副業でウェブ制作案件を請け負うのがお勧めです。
クラウドソーシングサイトには、副業でも取り組みやすい案件が多く掲載されていますので、会社に勤めながらあいた時間に取りくめる案件を探しましょう。

独立してフリーランスになる

制作会社や副業で案件獲得から納品までの流れを経験して実績ができたら、独立を考えてもいいでしょう。

「継続して案件を依頼してくれるクライアントができた」、「副業の収入が本業の給料に迫ってきた」など、フリーランスでも安定して仕事ができる環境が整ってきたら独立するタイミングだと言えるでしょう。

フリーランスになるために必要なもの

ポートフォリオを作る

フリーランスになるために必要なものはポートフォリオを作ることです。

ポートフォリオとは自分自身の実績や能力などをアピールするための作品です。

Web業界では就職活動時にも必要なものですが、フリーランスにとって仕事を受注するための重要な営業ツールになります。

ポートフォリオは自分の持っている技術を使い、丁寧に作る

ポートフォリオは、自分の技術やセンスなどを示すための大切な自己PR方法です。得意な技術などを使い、質の良いポートフォリオを作るようにしましょう。

インターネット上にも様々なポートフォリオを 閲覧できるため、参考にしてみるのも良いでしょう。

私の場合はデザインよりもコーディングが得意だったので、パララックスを使ったりアニメーションしてみたり動きのあるポートフォリオになりました。

またポートフォリオに掲載する作品がない場合、自分の好きな趣味、業界などをテーマに、オリジナル作品を作って掲載しましょう。

スキルを身に付けていく

Web制作のフリーランスにおいて新しいスキルを身に付けていく事もとても重要なポイントです。

IT業界で働く方皆さんに当てはまることですが、新しい技術がどんどん出ている中で 対応できる仕事の幅を広げなければなりません。

使える言語を増やしたり、いろいろなソフトの使い方を学んだり、常に新しいことを学ぶ姿勢がとても大切になってきます。

信頼獲得を意識する

Web制作に限った話ではありませんが、クライアントからの信頼を獲得することもとても大切です。
クライアントと良い信頼関係を築ければ、継続して案件を依頼してくれるかもしれません。

また、1度仕事をしたクライアントから、他の案件を紹介してもらえるケースもあります。
信頼関係が築けていないと次の案件につながることは少ないため、特にひとつひとつの仕事を丁寧に行い信頼を得ることが大切です。

フリーランスのメリット

私がフリーランスになって感じたメリットをご紹介します。

  1. 自由な働き方ができる
  2. 働いた分だけ報酬が得られる
  3. 人間関係のストレスが軽減する
  4. 休日を自分で決めることができる
  5. 自分の好きな分野に集中できる

1. 自由な働き方ができる

まず最初にメリットと感じる部分は、自由な働き方ができることです。
今ではオンラインで在宅ワークをされてる方も多いと思いますが、出勤報告、退勤報告がないので好きな時間に仕事をすることができます。

会社員であれば決められた時間に会社に向かい、決められた時間まで仕事をすることになりますが、フリーランスの場合は自分にとって仕事を最も効率的にできる時間を決めることができます。

また、好きな環境で仕事もできます。
「 今日はカフェでコーヒーを飲みながら仕事しよう」
「 テンションがあがる音楽を聴きながら仕事をしよう!」
「運動不足なのでジムに行ったあと仕事しよう」
など、会社勤めでなかなかできなかったことができるようになります。

女性であれば、育児と仕事の両立もできるようになるでしょう。
子どもが保育園や学校に行った時に仕事をし、帰ってきたら家事や育児をするなど時間を有効に使えることができます。

また子どもの体調が悪い時など、上司に「子どもが悪くなったので帰宅していいですか?」と報告する必要もないため、すぐに対処してあげることもできます。

2. 働いた分だけ報酬が得られる

働いた分だけ報酬が得られることが、フリーランスの1番のメリットだといえます。
会社員は月給制ですがフリーランスとして仕事をする場合は出来高払いや仕事単位の報酬になります。

仕事の掛け持ちも可能になるので
「仕事をたくさんしても給料が上がらない」
などの悩みから解放されることになります。
効率のよく仕事ができるようになれば会社員のときよりも収入を上げることができます。

3. 人間関係のストレスが軽減する

会社勤めで何が1番面倒かと言えば
「わずらわしい人間関係」
です。
フリーランスの場合もクライアントがいますので、人と関わることがなくなるわけではないですが、会社員ほど深い人間関係に巻き込まれることは少なくなります。

ざまざまな会社における人間関係のトラブルから解放されます。

また、日常的に開催される飲み会や、上司からの断りづらいお誘いなどからも解放されます。

4. 休日を自分で決めることができる

会社員であれば、会社のスケジュールカレンダーにスケジュールを合わせることになりますが、フリーランスの場合、
「 今日は休んで、その分明日に仕事しよう!」
「 明日から旅行に行くので、旅行に行った後仕事をしよう!」
など休日は自分で設定することができます。

5. 自分の好きな分野に集中できる

会社員の場合は、会社のやり方、会社のシステムなどを覚えて仕事をしなければなりません。
会社によってやり方、システム等が違うので、いろいろなことを覚える必要が出てきます。

フリーランスの場合、自分のやり方で仕事ができるため、
「今日は違う言語を勉強しよう」
「 マーケティングやブログについて勉強しよう」
など、自分の好きな分野の勉強に専念することができます。

フリーランスのデメリット

私が感じたフリーランスのデメリットをご紹介します。

  1. すべての業務を1人で行う必要がある
  2. 生活リズムが乱れる
  3. 収入が不安定
  4. 案件の獲得が大変

1. すべての業務を1人で行う必要がある

一般的にWeb制作会社では、ディレクターやデザイナー、コーダーなど、担当が分かれてWeb制作を行いますが、フリーランスの場合、仕事を得るためには「営業」をする必要があります。
人脈の広さやコミュニケーション能力が求められます。

独学で勉強された方などは、周りにWeb制作に携わった事ある知り合いは少ないかと思います。
制作会社ではわからない事がある場合、上司や同僚に教えてもらうことができます。

しかし、フリーランスの場合自分で解決しないければならないので、スキルを自分で身に付けなければいけません。

仕事を受注して納品するまでの一連の事務処理も1人で行う必要があります。見積書や請求書、契約書類の作成など様々なことを1人で対応しないといけません。

また年に1度の確定申告も自分で行う必要があるので、そのあたりの知識も十分に備えておく必要があります。

2. 生活リズムが乱れる

フリーランスの場合、仕事の管理やタスクの管理は自分で行う必要があります。

自分のキャパを超えた仕事の取り方をした場合や、納期が近いなどの忙しい時期は、会社員よりも長い時間働く必要が出てきます。
「寝る時間は仕事をしている」、
「案件が多く夜中まで仕事をしている」
など生活リズムが乱れがちになります。

フリーランスの場合でも

「今日は10時から20時まで仕事をする」
など、時間配分を決めて生活リズムが乱れない工夫をする必要があります。

3. 収入が不安定

こちらもフリーランスの大きなデメリットの1つです。
会社員であれば、毎月決まった収入を得ることができますが、フリーランスの場合はそうもいきません。

仕事が報酬制なので受けた仕事の量で収入が変わることが多いです。
またクライアントによっては、
「今月絞めの来月の月末払い」
など、収入が入るまでタイムラグが出たりすることもよくあります。

フリーランスの仕事の取り方

フリーランスでは営業も1人でこなさなければいけません。
ここでは仕事の取り方をご紹介したいと思います。

友人や知人からの紹介

1つ目は友人や知人からの紹介です。

友人や知人の紹介 の場合、クライアントはあなたの人となりや、仕事の進め方などをある程度理解した上で業務を依頼してくれるため、スムーズに仕事が進めやすいです。

しかし、紹介案件は信頼関係があって成立します。
トラブル等が起きた際には、紹介してくれた方の顔に泥を塗り人間関係が悪化することもあります。
友人や知人の紹介でもビジネスとして責任を持って仕事をすることが大切になります。

SNSや商工会議所を使って案件を取る

SNSなどで営業をする方法です。ポートフォリオや募集文面をしっかりと執筆すれば、フォロワーから 安定的に仕事を受注することができます。

また商工会議所のセミナーなどに参加して案件を獲得する事もあります。
商工会議所に登録している方は経営者がほとんどです。
経営者の方に直接話ができるのでウェブの集客の話、マーケティングや運用の話など直接話せるので、交流関係が深まれば案件が回ってくることもあります。

Web制作会社とパートナー契約する

3つ目はWeb制作会社とパートナー契約することです。
制作会社のホームページなどを見ると、パートナー募集中のようなお問い合わせがあります。
そこに応募してパートナー契約することで、案件の獲得につなげることができます。
営業も契約することで制作会社が仕事を振ってくれるので営業する時間も少なくできます。

ただし、制作会社と契約するには自分の実績が必要になってきます。
実績がない人に制作会社も仕事は振ってくれないので、実績をつけてから制作会社に連絡するようにしましょう。

クラウドソーシングサービスを利用する

4つ目はクラウドソーシングサービスを利用することです。
クラウドワークスやランサーズなどの案件に応募することで案件を獲得する方法です。
クラウドソーシングサービスは応募案件は様々ありますが、募集人数に対して応募した人の数が上回ることがほとんどなので、応募しても採用されないことが多々あります。

案件を獲得するためには大量に応募する必要があります。 20件から30件ほど応募して一件獲得できれば良いと言う心持ちで取り組むことが重要です。

まとめ

今回はフリーランスになるには、フリーランスのメリット・デメリット、フリーランスの仕事の取り方などをご紹介しました。
会社と違い、働いた分だけ自分の報酬にすることができます。その一方、1人で全ての業務を行う必要があるため、いろいろなスキルが求められます。

諦めなければフリーランスで仕事をして収入を上げる事は充分可能です!

この記事がフリーランスになりたい方に少しでも参考になっていただけたら幸いです!

この記事を書いた人
福田 弦

福田 弦

2020年にGlobal Web Desingを立ち上げ。得意分野は、コーディング、CMS構築、ディレクション。現在はブログ、マーケティングなどを勉強中。趣味はドラム。

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