公開日時:2022.08.29

最終更新日:2022/08/29

WordPressでよく使うphpを見てみよう!

アイキャッチ

こんにちは!
少し痩せたねと言われたGlobal Web Desdignの福田です(笑)

WordPressなどのCMSは独自のphpのタグを使って画像を読み込ませたり、リンクを貼ったりします。
WordPressの説明書にあたる、WordPress Codex 日本語版でタグを確認することができますが、初めてWorePressのオリジナルテーマを作られる方には、少し難しいと感じるかもしれません。

そこで今回はWorePressのオリジナルテーマ作成のときによく使うWordPressのphpタグをご紹介します!

wp head wp footer

wp head wp footer の2種類のタグはそれぞれ適切なところに入れないとWorePressのプラグインや機能が正常に動作してくません。

  • <?php wp_head(); ?> headの閉じタグ直前に入れる
  • <?php get_footer(); ?>bodyの閉じタグ直前に入れる
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>Document</title>
  <?php wp_head(); ?>
</head>
<body>
  
<?php wp_footer(); ?>
</body>
</html>

body_class();

「<?php body_class(); ?>」は表示されているWebページの種類によって自動的にclassを付与してくれるようになります。

このサイトのトップページの場合

<body class="home page-template page-template-top page-template-top-php page page-id-134 admin-bar">

このようにclassが付与されています。

「<?php body_class(); ?>」はbodyタグ内に入れるだけで良いので簡単にできます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>Document</title>
  <?php wp_head(); ?>
</head>
<body <?php body_class(); ?>>
  
<?php wp_footer(); ?>
</body>
</html>

get_template_directory_uri

「<?php echo get_template_directory_uri(); ?>」は有効化しているテーマのディレクトリURIを取得します。
WordPressでは画像やcss、jsファイルは「<?php echo get_template_directory_uri(); ?>」がないと読みこまれません。「href」や「src」の中に記述してファイルを読みこみます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>Document</title>
  <link rel="stylesheet" href="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/css/common.css">
  <?php wp_head(); ?>
</head>
<body <?php body_class(); ?>>
  <p><img src="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/img/test.jpg"></p>
  <script src="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/js/script.js"></script>
<?php wp_footer(); ?>
</body>
</html>

get_header()

「<?php get_header(); ?>」は現在のテーマディレクトリのheader.phpを読み込みます。
WebサイトをHTMLで作成するときにheaderをコピペして使い回すと思いますが、「<?php get_header(); ?>」でheaderを使いまわせるので、修正や変更などもheader.phpを修正すれば全ページのheaderを一度に修正できます。

headタグからheaderタグをheader.phpにまとめることが多いです。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>Document</title>
  <link rel="stylesheet" href="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/css/common.css">
  <?php wp_head(); ?>
</head>
<body <?php body_class(); ?>>
  <header></header>
<?php get_header(); ?>
  <p><img src="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/img/test.jpg"></p>
 <script src="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/js/script.js"></script>
  <?php wp_footer(); ?>
</body>
</html>

get_footer()

「<?php get_footer(); ?>」は現在のテーマディレクトリのfooter.phpを読み込みます。
footerも使いまわす部分なので、footer.phpにまとめてあげると修正などが楽にできます。
ページ下部に共通の部分がある場合や、footerタグの下までをfooter.phpにまとめます。

<footer></footer>
  <script src="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/js/script.js"></script>
  <?php wp_footer(); ?>
</body>
</html>
<?php get_header(); ?>
  <p><img src="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/img/test.jpg"></p>
<?php get_footer(); ?>  

home_url()

「<?php echo home_url(); ?>」はWordPressのホームのURLを返してくれます。
HTMLではaタグを相対パスで書くことが多いと思いますが、

<a href="./company/">会社情報</a>

これだけだとWordPressでは正常に動いてくれません。

hrefの中に「<?php echo home_url(); ?>」を書くことでリンクを作ることができます。

<a href="<?php echo home_url(); ?>/company/">会社情報</a>

get_template_part( ” )

「<?php get_template_part( ” ); ?>」はテンプレートを使い回すことができます。
headerやfooter以外でパーツを使い回すことができるので、WordPressサイトの制作でよく使います。

私の場合partsというフォルダを作って、その中に使い回すphpを格納します。
例えばpartsというフォルダの中にqa.phpがあった場合の出力は

<?php get_template_part( 'parts/qa' ); ?>

このように書きます。

do_shortcode()

「<?php echo do_shortcode(‘[]’); ?>」はプラグインなどで使うショートコードを入れることで、プラグインを出力してくれます。

contact form7などのショートコードを出力するときは

<?php echo do_shortcode('

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

'); ?>

このように書きます。

Template Name

「Template Name」は固定ページなどを作るときに使います。

WordPressで会社情報のページを作ると過程したときに、

  1. page-company.phpを作成
  2. Template Name: 会社情報 と書く
<?php
/*
Template Name: 会社情報
*/
?>

「Template Name」を書いて固定ページを見てみると

このように会社情報のテンプレートが出力されています。

テンプレートを会社情報に選択すると固定ページにpage-company.phpの内容が表示されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はWordPressでよく使うphpをご紹介しました!

ご紹介したphpだけでもWordPressでオリジナルサイトを作れると思います。
WordPressでは使いまわせる部分をパーツ化することによって、修正なども簡単にできるようになるので、覚えておくといいでしょう!

ブログの表示などもphpがありますので、次回に書いていきたいと思います!

この記事を書いた人
福田 弦

福田 弦

2020年にGlobal Web Desingを立ち上げ。得意分野は、コーディング、CMS構築、ディレクション。現在はブログ、マーケティングなどを勉強中。趣味はドラム。

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